歩きお遍路の足の豆予防と治療+またズレ

歩きお遍路で甘く見てはいけないのが豆などの怪我への対策。
感染症に罹り腫れあがってしまう、傷が痛くて歩けない
そんな事で途中リタイアになってしまったら悔しくで悔しくて
大変だと思います。
実際に、同じ宿になった方で、もう痛くて無理だから
療養してからまたチャレンジすると言って帰って行った方も居ました。

最良の方法というのは豆や傷を作らない事ですが
実際にお遍路さんがやっていた対策、処置を紹介します。

目次【本記事の内容】

 

私も部活等で豆を作ることがありましたが、とにかく潰して保護しかない!
と思って居ましたが、実際にお遍路に行ってみると

実に様々な対策をしているお遍路さんが居ました。
どう考えてもそれは違うというもの以外の、主だった方法を紹介します。

 

豆は違和感が出た瞬間にどんな場合でも座って即刻対処が原則です。
少し痛いけどいいやと1キロも歩けば手遅れに、立派な豆が出来上がり
翌日から治るまではずっと痛み続けます。
それを踏まえてぞうぞご覧ください。

 

絆創膏で保護

方法としては、少しでも違和感を感じた場所から、実際に豆ができてしまった
場所まで片っ端から何枚も貼り付けて保護するというもの。
安いし効果があるし、実際に私も行っていた方法です。
歩きお遍路の服と持ち物~準備編~でも記載していますが
絆創膏は最初は200枚くらい持っていき、ドラッグストアを見かけたら
必要分買い足すのがよいと思います。。

 

靴下二枚履き

 

これは、五本指の薄い靴下1枚と、厚手の通気性の良い靴下を二枚履きし
擦れと圧迫を軽減するもの。やっている人を数人見かけましたが
豆は結局できたというので、効果のほどは不明。

ワセリンで保護

 

豆の原因の一つとして湿気があります。汗や雨による湿気で足の皮膚がふやけ
外部からの刺激に弱くなるというものです。
ワセリンを塗る事によって、汗が出にくくなり、また潤滑材として擦れによる
ダメージが軽減され豆ができにくくなるというものです。

これはもう旅の最後の方で聞いた方法で、私の足にはすでに数個の豆が出来て
治癒に向かっている所でしたので、実践はしていませんが
この方法と取っていた方は豆が出来てないという事でしたので

もしかしたら効果抜群かもしれません。

 

靴ひも調整法

 

こちらは、靴紐の縛りを足首のみにするというもの。
靴を購入する際には、山に詳しい店員さんに、とにかく靴の中で足が動かない事
が大事!と再三言われますが、これは逆を行ったもの。
この対策を行っていた人は一人しか居ませんでいたが、2日程度の
区切り打ちの方だったため効果は不明。

ただし、お遍路道の山道や坂道の下りで足の指先が動くような状態は完全NGです。
下りに入るたびに靴紐を大幅に調整するのはなかなかの手間かと思います

番外-まさかのサンダル歩き

 

番外編としてこちら。
鼻緒が無いタイプのサンダルで歩くというツワモノも。
確かに圧迫なければ湿気もなく、サンダルのヒモが触れている所以外
豆が出来るわけがないから万全!という事ですが
山道や坂道等はものすごく歩きづらそうな・・
豆対策一点に特化した最強の方法かもしれません。

 

歩きお遍路の豆の治療

注意しても豆をいうのは出来る時はできてしまうものです。
その中で主だった方法を紹介します。

 

安全ピン法

 

宿等で体を清潔にしてから、安全ピンの先を
ライターで炙って消毒(あれば消毒液でいいかも)

それを足の肉に刺さないよう、膨れた部分だけに
刺して中の水を抜くというもの。

何故か一回刺しただけでは、すぐ穴がふさがってしまうので
3~5回刺して
中の水を出来るだけ出し、化膿止めを塗って
上から絆創膏を貼って保護。

翌朝、絆創膏がよさそうならそのまま出発し、
寝ている間にずれてしまったら張り直し
していました。
だいたい絆創膏は二枚重ねで貼ると痛みがマシになったように思います。

そのため歩きお遍路の服と持ち物~準備編~でも書きましたが、膨大な量の
絆創膏が必要になります。

 

縫い針と糸貫通法

 

結局怖くてできなかったこの方法。
縫い針に糸を通し、豆に貫通させる。そのまま、糸を中に残し、豆の左右
糸を1.5cm程度でカット。糸を入れっぱなしにして、水を浸透で抜いていく
というもの。結構登山家の方やスポーツする方の中ではメジャーらしいです。

抜糸のタイミングは水が出なくなって豆がぺちゃんこになったとき。

一日10時間近くも糸を入れっぱなしというのは衛生的にどうなの
という恐怖があり、最後までやりませんでした。

この方法のメリットとしては、毎日針を豆に刺す必要が無く
ほっとけば治るという事らしいです。

病院へGO

 

それでも無理という人は病院へ。
一番確実です。

 

またズレ編

 

またズレ防止には、専用のスパッツか、ボクサータイプの太ももまで

保護されるタイプのパンツがベストです。
また汗と擦れるのを防止するため、ここにもワセリンを塗りましょう。

オロナインはあまり良くありません。
というのも、治療薬の為、保護等に常用していると
副作用が出る可能性があります。

 

 

まとめ

 

豆は、圧迫しない、擦らない、湿らさないの三原則で予防できます。

じゃあ何故上記の予防策を全部試さないの?!というと

私は絆創膏法で戦っていましたが、結局豆は出来ました。
つまり、一回出来てしまうと対策してもあんまり・・・・
というのが実際でした。一回の挑戦に付き一個の対策しかできません笑

 

もし次回お遍路に行くときは、絆創膏とワセリンを組み合わせた方法で
やってみたいと思いました。

また豆対策で、潰さない方が良いという情報もネットにありますが
潰さないとどんどん巨大化し、痛みも増してくるため
お遍路のように豆が治癒するまでの時間が取れない場合は
現実的でないように
思います。

 

もしかしたら、今まさに豆が出来ている!という方が
この記事を見てくださっているかもしれません。

豆は適切に対処すれば、痛みに耐えながら歩く事が出来ます。
是非結願まで頑張ってください!

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